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瀬戸内海を世界遺産に '06/1/12

 ■福山でまちづくり組織立ち上げへ

 福山市の市民グループ「福山まちづくり円卓会議」(岡田吉弘代表)は十九日、新たなまちづくり組織「瀬戸内海を世界遺産にしよう会」を立ち上げる。鞆町の古い町並みなど地域の歴史文化に目を向け、市民参加で世界遺産指定にふさわしいまちづくりを進めていく。

 同円卓会議は同日午後七時から、同市緑町のウェルサンピア福山で開くまちづくりセミナーで、参加者から賛同者を募って活動を始める。設立総会や記念イベントなどは後日、あらためて開く予定でいる。

 セミナーは「福山の宝を探そう」をテーマに、鞆町の歴史遺産や草戸千軒町遺跡など、海と水辺にはぐくまれた福山の歴史について考える。法政大の陣内秀信教授(建築史)が「水辺の文化に息づく暮らし」と題し、世界遺産に指定されているイタリアの「水の都」ベネチアなどを中心に、水辺の都市文化の魅力について講演する。無料。

 同円卓会議は昨年八月、市民レベルでまちづくりへの提言をしていくことなどを目的に結成。九月から計三回にわたってセミナーを開いた。参加した市民から寄せられた意見を踏まえ、新たなまちづくり組織を発足させることを決めた。

 同円卓会議事務局は「身近な瀬戸内海や芦田川が、世界に誇れる『宝』であると気付いてもらい、まちづくりに参加するきっかけにしてほしい」と呼び掛けている。Tel084(924)2431。(古川竜彦)

   

2006年1月12日中国新聞 インターネット版より 引用