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世界遺産 瀬戸内海に「可能性」 '06/1/20

 ▽福山の市民グループが会結成

 福山市の市民グループ「福山まちづくり円卓会議」(岡田吉弘代表)は十九日、同市緑町の会議施設でまちづくりセミナーを開いた。鞆や尾道など港まちの歴史に詳しい専門家の講演を聞き、結成した「瀬戸内海を世界遺産にしよう会」への参加も呼び掛けた。(赤江裕紀)

 セミナーには約百人が参加。法政大の陣内秀信教授(建築史)が「水辺の文化に息づく暮らし」と題して講演した。潮待ちの港として太古から栄えた鞆がある福山、港と坂道が連なる尾道市など瀬戸内の歴史を解説。鞆町について「万葉の時代と変わらないように見え、瀬戸内海を含めば大いに世界遺産になる可能性がある」と指摘した。

 セミナーに先立って岡田代表は同日、新しいまちづくり組織「瀬戸内海を世界遺産にしよう会」を結成したと報告。「今は世界遺産になる可能性が3%でも、みんなの力で5%、10%にしていこう」と賛同を求めた。今後、あらためて会員を募り、後日設立総会を開く予定にしている。電話084(924)2431。

【写真説明】瀬戸内海の歴史的価値などについて陣内教授の講演を聞く参加者

   

2006年1月20日中国新聞 インターネット版より 引用