中国新聞地域ニュース
鞆の浦学ぶカルタ 児童が手作り '06/1/31

 福山市鞆町、鞆小の児童が、地元の歴史や観光スポットを紹介する「鞆の浦いろはカルタ」を作った。昔ながらの遊びを通じて地域への理解を深めてもらおうと、学校が取り組んだ。二月中には全校児童二百四人によるカルタ大会を開く。

 カルタは、いろは文字のうち四十五字を使い、読み札と取り札の計四十五組を作った。児童一人一人が夏休みに、担当の文字一字を使い、郷土史や暮らしを題材に「五・七・五」の川柳を考案。住民らに読み札の四十五句を選んでもらい、冬休みに児童がそれぞれの取り札の絵を描いた。

 取り札はA5判の大きさ。「鞆の浦 宮城道雄の 春の海」の句は、桜の花びらが舞う仙酔島に琴をあしらう。「その昔 ペリーが乾杯 保命酒」には、黒船とペリー、保命酒のとっくりを描いた。校内のカルタ大会は、B4判の大カルタにする予定だ。

 四年山口美穂さん(10)は、地元の沼名前(ぬなくま)神社のお弓神事を題材に、「矢が飛ぶよ 大弓小弓 稚児も出る」と詠み、絵も描いた。「弓を射る人が動いて見えるよう工夫した」と話し、大会を楽しみにしている。(赤江裕紀)

【写真説明】出来上がったカルタを見る児童ら

2006年1月31日中国新聞 インターネット版より 引用