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福山市が鞆架橋計画への意見報告 '06/2/7

 福山市の鞆港埋め立て・架橋計画で市は六日夜、鞆町のまちづくりについてホームページ(HP)などで募集した意見の集約結果について、鞆公民館で地元住民に報告した。市は、計画への賛否は出尽くしたとして、実現への取り組みを加速させる考えを鮮明にした。

 市側からは、岡崎〓助役や建設局長ら十人が出席。地元からは、反対派を含め町内会や老人クラブ、PTAなど各種団体の代表ら約百三十人が参加した。

 岡崎助役が「事業着手で鞆の生活基盤整備や文化遺産の保全を進め、大多数の要望を実現したい」とあいさつ。市の担当者はHPへの意見について説明。昨年十月中旬から一月までに市内外から計三百二十三件が寄せられ、七割以上が同計画の推進を支持したと報告した。計画中止を求めた意見に対しては「鞆地区が抱える問題を抜本的に改善できる」との立場を強調した。

 質疑で七十歳代の男性は「車優先の社会だが鞆が好きで住んでいる。現実を考えないと、子どもたちが逃げていく」と早期実現を要請した。

 一方、市は反対派四団体に参加を呼び掛けたが、三団体は「計画推進ありきだ」として欠席。唯一、出席した「鞆の自然と環境を守る会」の鈴木辰夫代表は「市のHPには暮らしの安全がどう保障されるのかという点が、欠けている」と指摘した。(野田華奈子、赤江裕紀)

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【写真説明】福山市が鞆のまちづくりに関する意見集約の結果を伝えた住民報告会

2006年2月7日中国新聞 インターネット版より 引用