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福山「龍馬の家」修復へ募金 '06/8/14

 福山市鞆町に残る坂本龍馬ゆかりの家屋「旧魚屋萬蔵宅」が、地元の特定非営利活動法人(NPO法人)「鞆まちづくり工房」(松居秀子代表)の手で民宿に再生されている。外観の完成を機に、十二日から修復費の募金を呼び掛ける。

 家屋は木造二階建て、延べ約三百三十平方メートル。一八六七年、龍馬率いる「海援隊」の船と紀州藩の船が鞆沖で衝突した「いろは丸事件」の賠償交渉の舞台となった。同法人が二〇〇三年に買い取り、〇七年春のオープンを目指している。当初、修復費は五千万円と試算していたが、七千五百万円に膨らむ見込みで差額を募金で賄う。はりや柱、一階の天井は当時のまま。本瓦ぶきの屋根や格子状の蔀戸(しとみど)を使い、江戸時代の風情を再現した。

 募金は一口一万円から。名前が瓦に記され、宿泊費割引などの特典がある。現地窓口と郵便振り込みで受け付ける。松居代表は「募金を機に鞆の町並み保存や修復に関心を持ってもらえば」と期待している。同工房、電話084(982)0535。(赤江裕紀)

NPO鞆まちづくり工房HPの「龍馬の瓦募金」のチラシへ
同HPの「旧魚屋萬蔵宅再生プロジェクト」へ

2006年8月14日中国新聞 インターネット版より 引用